5/28/2012

まっすぐGOを紐解く

まなびストレート!を知っているだろうか。

なかなか当時最後まで見た人はいないかもしれない。僕だって5話あたりで切ってしまったと記憶している。ただ今ではどうだろうか?先日のマチアソビや夏にBD化が決定しているように密かに再燃しているのかもしれない。だから今僕はこの作品を見た。


まず舞台設定が面白い。
2035年、若者たちは楽しみを求めて早くから働きに出る。そして少子化の煽りも受けて学校は退廃的になってゆく。メディアの好きな言葉を使えば「若者の学校離れ」が重大な社会問題となっている世界。そこで学校へ"わざわざ"行く生徒たちを描く。取り巻く環境としては職に困ることはないようで、完全に学校と職場は乖離しているように見える。会社側もアルバイトなどでわざわざ生徒を雇う必要もないのではないだろうか。色々思うところは有れど通うという道を選んだ時点で少しメインストリームから外れたのが生徒たちかもしれない。

~概要~

そんな環境の中で舞台となる高校も退廃的なムードが漂う。開始時点での生徒会は光香1人。そこに学美(以下まなび)が転校してきて、いきなり生徒会長に立候補するというお話だ。
芽生の生徒会への参加、むつきや桃葉の協力、姉妹校との交流を通しての学校生活、「何のための高校生活か」「将来はどうするのか」を問いかけつつ話は進む。そして姉妹校への吸収合併の決定により学園祭の中止が決定したが、それを阻止するために生徒会は動く。まなびたちは準備を進め、お祭りのような毎日に惹かれる生徒たちが束となり、どんどん作業に参加していき、準備はおろか中止の撤回条件である全校生徒の7割以上の署名を集めきった。

~視点を変えて~

この話では光香(以下みかん)が視聴者と同視点の狂言回しとしての役割を担っている訳ですが、みかんにとってまなびはどこか遠い存在として認識されてるんですよね。第三者視点としてはただ嵐を起こす人間として映るわけですが、みかんの視点では羨望の対象として映る。次にまなびを近くで見ていくうちにみかんの気持ちが変わっていき、だんだんと大胆な行動を取るようになっていく。みかんは日頃から変わらなきゃと思っていて、偶然目の前にそんな自分のできないことをする人間が現れて、こんな風に変わろうと思えた。そうして踏み出していく。「やれるところまでやるしかない」「私にできることをやるしかない」そう考えてちょっとずつ動いていった。
そしてついに学園祭前夜にまなびに対して、「わたしにもみえるよ」と一言。みかんはまっすぐに変われたのだろう。始めは異端児として映っていたまなびが別段、特別だったわけではなくて、その座右の銘を体現するかの如くただまっすぐに進み続ける。失敗だってするしなかなかいい考えが出なかったりもする。それが特別に思えたのは視点の違い。でも今は見える。ただそれだけの事だった。



大人たちは言う、「学園祭が持つ特別な意味とは何なのだろうか」と。楽しいお祭、イベントなんか社会に出ればいくらでもある、だから現在就職する若者が増えている。なのに学校でそういったイベントを開催する意義は何なのか?
そのまっすぐな視点での答えはこうだった。「社会に出れば必要となるお金や責任といったものではなく、純粋に一生懸命になれたり反抗したり夢中になれるのは学生の時だけ。」

特別に思えるのは自分がどこか冷めた目で見ていたのかもしれない。


そうして卒業によりみんなが違う道を歩み始める中でみかんは「知らない場所で自分に何が出来るかを試してみる。」そういってアメリカへと旅立つ。まなびがもたらしたまっすぐGOは確かにみかんに大切なものを齎してくれたのだろう。僕はこの話の主人公はみかんだと思っている。まなびが自分を見直すきっかけをくれて、積極的に変われた。そうして今まで半ばまなびに提供されていたわくわくきらきらを今度は自分で探してゆく。同じ視点で見てきた視聴者はどうだろうか?

Do you enjoy your happy life? まっすぐGO!!










5/19/2012

瀟洒なアニメオタク

「お前みたいなオタクを待っていた」 らしいです。

先日の新歓でアドレスを交換した一名が名前の由来という話題を降ってきたので僕の名前の由来を教えたんですよね。僕は某アニメの主人公が由来なのでその話題に転じていったわけです。一応字は違うけどね。こう同志的なものって思わぬところから見つかると嬉しいですよね。学部は違えどサークルに行けばそういった話ができるようになるって結構な利点だと思います。

そこでまあアニメオタクってものが3人ほど見つかったわけです。で1人から先の台詞を言われたんですが、悲しきかなそういった雰囲気のあるアニメに心当たりもある。メジャーどころから少し離れた洒落たアニメってのを僕なりに



トップをねらえ!、serial experiments lain、カウボーイビバップ、フリクリ、ギャラクシーエンジェル、スクライド、おねがい☆ティーチャー、灰羽連盟、LAST EXILE、ストラトス・フォー、グリーングリーン、カレイドスター、プラネテス、攻殻機動隊、巌窟王、スクールランブル、トップをねらえ2!、Solty Rei、フタコイ オルタナティブ、Kanon、うたわれるもの、ef - a tale of memories.、まなびストレート!、とらドラ!、ef - a tale of melodies.、BLASSREITER、探偵オペラ ミルキィホームズ、四畳半神話大系、パンティ&ストッキングwithガーターベルト、花咲くいろは



はい。原作ありはレビュー見た上で載せたつもりで、ちょい濃いのと雰囲気系に収まったような気がする。こう見ると自分はやっぱガイナとゴンゾのオリジナルが好みなのかな。先日の席で話して納得したぶんも追加してあるので未だ視聴していないものがけっこう…

また追々更新しますかね。