12/11/2011

憔悴

徒然なるままに。


母「浅田真央ちゃんのお母さん亡くなったやん」
僕「ああ」
母「あんたが海外にいてあたし危篤になったら帰ってくる?」
僕「ないな」
母「だよね、まぁ特別な大会とか発表?とかがなかったら帰ってくるの普通やと思うけどさーあんただしなー」

こういうのは本当に危篤の相手が「残れ」と言うか、天秤にかけるものに大義名分が無かったら帰らざるを得ないだろうと思う。割れながら薄情者である。


大義名分について。
人が物事をやめるのに理由は無く、ただ理由も無く辞めるのがかっこ悪いから、自分が恥をかかず、かつ納得できるような大義名分として、その分野の先駆者の振る舞いに感服しただとか言い訳を被るのである。
僕にだってその例がないわけではない。少し前途の話とは違うが以前のアルバイトだって受験だからと言って辞めたが、実際は行くのが面倒だっただけだからだ。相手がやめるという行為に理由を必要とする以上、こうやって大義名分を騙ることはやめられないだろう。
これを知ってから理由を騙ることに後ろめたさをかんじるようになった。今後自分が大義名分を語り辞めることを想像するだけで肌が粟立つような不快感を感じる。
後付けの理由ほど虚しいものはないと僕は思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿